雨上がりの公園なんて、行っちゃいけない。
そんなことは、もうずっと前からわかっちゃいる。
そこは、子供たちにとっては、パラダイス

。
お砂場は、ほどよく湿り気を帯びており、自分の思うがままの建築物を作成することができる。
遊具に残った雨のしずくは、太陽の光に照らされてキラキラ光っている。
しかし、親にとったら、そこはデンジャラスゾーーン。
あぁ、子供たちに見つからないでくれ。
この場所だけに留まっていてくれ。
・・・・・という願いもむなしく、見つかってしまう。
こういう場所が・・・。

YUIさんが、水溜りを避けるように綱をひっぱる。
そう、上からは仁王立ちした母さん鬼が睨みをきかせてるからね。
水溜りに落ちたら、どんなことになるか!
母さんがどんな怖い形相になるか。
子供たちはよく承知しているはずだ。

ねぇ、ちょっとだけ。ちょっとだけ、入ってもいい?
とMAYさんが、上目遣いで聞いてくる。
ここを許してしまうとどういうことになるか。
そんなことは、100も承知だ。
・・が、ダメッ!で聞いてくれる子供なんて絶対居ないはずだ。
もう、こうなると、制御不能。

靴を脱ぎ捨て、スカートを脱ぎ、わざと水しぶきを上げながらその中を闊歩する。
・・・・・と途端に始まる、ケンカだ・・涙。

誰が綱を持つか、綱の取り合いでお互いどついたり、蹴ったり・・。
2歳差の上下関係は、間違いなく姉に軍パイがあがる。
妹のYUIは、水溜りの中に頭ごとぶっ倒れる。
そして、ギャン泣き。
姉は、そんな妹を見下ろして高笑い。(←どーなんだ?)
あまりに笑いすぎて、スタンディング☆尿ing・・・・・・・。
ああーーーーー、ワタシが泣きたい。
どーして、こういう日に限って着替えを持って来ないのか。
そもそも、雨上がりの公園なんて来ちゃーいけないのに。
いけないのに・・・
いけないのに・・・・・
泥まるけの二人を抱きかかえ、車に放り込む。
幸い、車にはレジャーシートがあったためその上に転がしておく。
ワタシの声はすっかり枯れはててしまった。
車中は、恐いくらい静かだ。
泥だけならまだしも・・・・・・・・
《排泄は計画的に。》
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