保育園に入る前のお話。
うちの上のお子、MAYちゃんは、物心ついた時から、お外で暮らしている。
まるで、おうちがない子のような言い方だが、ほぼそれに近い状態。
うちは、前はたんぼ。後ろはいのししが出没すると恐れられいる山。そして、じいじ、ばあばがこよなく愛する畑が広がっている、なんとものどかな処なのだ。
ワタクシは、昼間は働いているため、その間はじいじ、ばあばがみていてくれるのだが、みていると言っても、ほぼ「放置」状態である。
じいじ、ばあばは、昼間は田畑の仕事をしたいため、朝から晩まで外にいる。
だから、そこにMAYちゃんも同行するのだ。
畑仕事をしている時などは、畑の真ん中にポツンと彼女を放置し、たまに見るくらいで、あとは彼女の思うがままに行動している。
子供というのは、大人のまねをする・・・・。
彼女は、草取りをもくもくとしているのである。
それもすごい速さで。
彼女の周りは、すぐに草がなくなり、キレイになっていく。
・・・・そして、ちょっと横に移動しては、またもくもくと草取りをしている。
す・すごい!彼女の手さばきは、大人顔負けだ・・・・。
もう、それは、彼女にとっては、普通のこと。
ワタクシが、公園に行って遊ぼう!と誘うと喜んでくるのだが、彼女の目的は、ブランコやすべりだいではない。
そう、彼女の目的は、『草取り』なのだ。
公園につくと、他のお友達は、一目散にブランコやお砂場に走っていく。
・・・彼女は、草がはえているところに走っていく。
そして・・・・また、もくもくと草取りを始める。
彼女の行く先々では、草がキレイに取られていく。
芝生や、クローバーなど取らなくてもいい植物までもが・・・・。
今日も、きっとどこかで草取りに励んでいるだろう。